もうすぐ誕生日(2021年3月6日)

去年はベートベン生誕250周年の

クラシック音楽界の記念の年であった

ベートベンとは比べようもないけれど

一生を音楽にささげた

きみの誕生日はもうすぐ

生誕66周年

もっと生きていたかったろう

もっと生きててほしかった

しかし

それは言うまいぞ

言うまいぞ

方言を聞く日(2021年2月28日)

方言を聞いた日はいい日

だと思う。

けれども、そんな日はあまりない。

関西に住んでいるから

関西弁をしゃべりあっているはずなのに

関西弁自体が変わってしまった

標準語より関西弁の方がずっといいと私は

思う。

それにテレビの人気者には案外、

方言を使う人が多いような気がする

タモリの言葉は福岡弁がベースにあるから

聞きやすい

二千円札(2021年2月22日)

二千円札は

銀行ATMに

長い間思い込んでいた

数か月に一度くらいしか遭遇しないので

窓口へ行き、入金するのだった

あるとき、 銀行ATM の表示を

よく見ると、

二千円札も入金できると書いてある

それからは二千円札を受け取るとき

嫌がらなくなった

思い込みの激しい人に

自分も入るのだなと苦笑した

こんな話を亡妻に言えば

言うチャンスはなかったのだが、

いささか小馬鹿にするような表情を浮かべて

あなたらしいわね

と言われただろう

ワニ(2021年1月13日)

夕方に歯の治療を受けた

口を開けているとワニを想像した

口を開けると

歯が丸見えになるから

さぞ治療を受けやすいだろうな

思い出したことがある

亡妻が何度も話してくれたワニの話

音楽教室で

幼児らにレッスンをしているとき

「みなさん、輪になって」

と言ったら

一人の男の子が

床に這いつくばって

ワニの恰好をした

また音楽教室で

一人の講師が車を教室前に停めたままで

生徒にレッスンをしていた

曲は「犬のおまわりさん」

そうしたら

警官が教室に入ってきて

「駐車違反だからすぐにどかせなさい」と

命じた

こんなことを考えているうちに

90分もかかった治療が終わった

あと2回通わないとならない

インターネット美術館(2021年1月5日)

昨年の8月から12月まで

インターネット上に

美術館を作ることに時間を割いた。

亡くなった妻の父親の描いた絵画を

のせたホームページを作った

もっとも実際の制作は亡妻の次兄が

ほとんど独力でおこなった

題して

柿本胤二美術館

https://www.taneji-art.com/

1944年から45年にかけて

太平洋の島、メレヨンで兵隊をしていたときの

思い出を描いた絵を収めてあるもの

ご覧いただきたいと思う

年賀状(2021年1月11日)

今年の年賀状にはこんなことを

書いた

去年、印象に残った言葉

A?医師 「これからの望みは?」

Bさん「望みはとくにないですね。

でも人の心の中に生き続ける存在でいたいですね」

Bさんはある難病をわずらっている人です。

鳥(2021年1月4日)

葉っぱが落ちた木に

鳥が飛んできては止まる

見慣れた光景で

当たり前過ぎて、何も思わないのだが

今日と言う日

ああ、そうなんだ

鳥は体一つで生きていくんだと

しみじみ思った

衣服、持ち物、何もなく

餌から餌への旅暮らし

せめて巣でもあるのだろうか

羽が痛めば修復は不可能になり

飛べなくなれば一巻の終わり