山椒太夫に捕えられた
安寿と厨子王は勤めを命じられた
安寿は川へ行き水をくみ
厨子王は山へ行き柴を刈り
水で重たくなった桶を運ぶのは
足がよろけたことだろう
柴の束を背に負うのは
背骨が折れそうだったことだろう
比べものにはならないけれど
彼らの苦しさよりは
ずっとましだ
こんなことを自分に言い聞かせて
励む人があちらにもこちらにも
その数は無数
山椒太夫に捕えられた
安寿と厨子王は勤めを命じられた
安寿は川へ行き水をくみ
厨子王は山へ行き柴を刈り
水で重たくなった桶を運ぶのは
足がよろけたことだろう
柴の束を背に負うのは
背骨が折れそうだったことだろう
比べものにはならないけれど
彼らの苦しさよりは
ずっとましだ
こんなことを自分に言い聞かせて
励む人があちらにもこちらにも
その数は無数