木枯らし吹きすさぶ高台の町で
あの娘はコートの襟を立てて
歩いているのだろうか
舞い散る葉さえも
落としつくした木々の枝の
何という不定形
この世界そのままの不定形
寄り添いたくなる
高木の根元に
しばし立ち尽くし
空を見上げているのだろうか
あの娘は
黒みがかった海面を
波立たせる風
その同じ風は頬をいっそう冷たくする
せめてあの娘の心の中では
木枯らしが吹き荒れないように
すさんだ心にならないように
木枯らしに祈る朝だった
木枯らし吹きすさぶ高台の町で
あの娘はコートの襟を立てて
歩いているのだろうか
舞い散る葉さえも
落としつくした木々の枝の
何という不定形
この世界そのままの不定形
寄り添いたくなる
高木の根元に
しばし立ち尽くし
空を見上げているのだろうか
あの娘は
黒みがかった海面を
波立たせる風
その同じ風は頬をいっそう冷たくする
せめてあの娘の心の中では
木枯らしが吹き荒れないように
すさんだ心にならないように
木枯らしに祈る朝だった