白いサンゴ礁

 9月8日のNHK番組に続いて、10日の朝日新聞でもサンゴ礁が死滅していくことが報じられている。

 死滅して白くなるのを白化というのだそうだ。
ずっと前に「白いサンゴ礁」という題の歌がはやっていた。死滅したサンゴ礁を歌ったつもりはなかったと思うのだが、どうなのだろう?

 オーストラリアのグレート・バリア・リーフは200万年の歴史がある。そんな長い間なら、何度も死滅しては再生することをくりかえしてきたのではないだろうか? まさかサンゴ礁が200万年も生き続けるとは思えないのだが。

 ここから思いっきり楽観的な話になる。これまでもサンゴ礁は死滅と再生を繰り返してきた。その周期があまりにも長く、誰も見た人はいない。今、死滅しつつあるサンゴ礁もまたいつか再生する。

 そうだとすれば、海水が温暖化してサンゴ礁が死滅していくことをただ、見守っていればいいのではないかしら?