ヤギとたわむる

 札幌市内の大倉山近くの知人をたずねた。山羊の大人が5頭、子山羊が3頭、縄につながれている。子山羊だけれども、角がある。ひとなつっこくて、近づいてくる。思わず、あたまをなでた。

 草なら何でも食べる。大人山羊はけっこうにおう。子山羊はその点、においがしない。 後ろにある緑は野生のミントで、これも香りがいい。気温は25度あるかないかのさわやかな日曜日だった。

 北海道にもいたことのある石川啄木の歌に「カニとたわむる」というのがある。題は啄木の歌から拝借したというわけだ。