夏が来れば思い出す(2026年8月1日)

夏が来れば
亡き父が語っていたことを
思い出す

1学期の最後の日 自転車に乗って家路につく
自転車のかごの中で インク壺がゆれる
家に帰り着くとき インク壺の中で インクが泡だってっている
泡を見たときのうれしさ
明日からは夏休みが始まる

当時は 生徒の器具はペンとインクだった

セミ(2026年7月30日)

今年はセミが少ないような気がする
去年の夏もセミは少なかった
一昨年までは
朝からセミが鳴き
大音量だった
大音量を聴いて夏を感じるのだった

せみよ
もっともっと
鳴いてくれ
一昨年みたいに

夏休み(2026年7月30日)

近くの小学校では
休み時間に校庭で遊ぶ子どもの姿を見なくなった
夏休みが始まったのだ

小学校の夏休みにつられるように
気分が夏休みになった
現実には
夏休みはないのだけれど

あるラーメン店(2026年6月21日)

チェーンのラーメン店
横断幕がかかげられている

この情熱の沁み込んだ渾心の一杯に胸躍る

毛筆のきれいな字で書かれている
それにしても
おおげさと言うか
誰の胸が躍るんだろう
食べる人の胸が躍る、んだろうな
きっと

日常的な食べ物に、いちいち、胸が躍るのも
疲れるんではなかろうか
ぶつぶつ言いながら
食べてみたら
おいしかった
でも
胸は躍らなかったよ

アマガエル(2026年6月14日)

最近見ていないな
アマガエル
アジサイの葉っぱにちょこんと乗っていた
アマガエル
最後に見たのは
いつだった?

あの小さな体に
脳、心臓、全てが詰まっている
なんと不思議な。

太田神社(2026年5月10日)

太田神社は上賀茂神社のわきにある
あまり有名ではないけれど
カキツバタで知られている

カキツバタとは
菖蒲によく似た花が咲く
ちょうど今 咲いている

行ってみた
大きくはない池にびっしりと
花を咲かせていた

3年前から見に行きたいと思っていた
今年初めて実現した

三連休(2026年1月12日)

昨日は一日くもりだった
空は薄暗くて風が強かった
うってかわって
今日は晴れ
空は青く白い雲が浮かんでいた
風もなくて

こういう日には
空を見上げているだけで
気持ちまで明るくなる