夕立ちの気配もなく

 午後、広沢の池の南岸をクルマで走った。湖面と北岸にそびえる小高い丘陵を写真に収めた。北嵯峨と呼ばれる地区内にある人工池である。鯉が放たれていて、秋になると成長した鯉が網で次々にさらわれる。そして水がぬかれて、湖面の底があらわになる。春になると水で満たされて、鯉が放たれる。こんなめぐりを繰り返す池だ。

 平日の午後なので、湖畔には誰もいない。
その2時間後、夕立ちがあり、湖面は激しく雨に打たれた。