『若きいのちの日記「愛と死を見つめて」の記録(平成26年9月21日)

半世紀にわたり読み継がれている本。

大島みち子さんの詩を再録したい。

病院の外に、健康な日を三日下さい。

一日目、私は故郷に飛んで帰りましょう。

そしておじいちゃんの肩をたたいて、

それから母と台所に立ちましょう。

おいしいサラダを作って、父にアツカンを一本つけて、

妹達と楽しい食卓を囲みましょう。

二日目、私は貴方の所へ飛んでいきたい。

貴方と遊びたいなんて言いません。

おへやをお掃除してあげて、

ワイシャツにアイロンをかけてあげて、

おいしいお料理を作ってあげたいの。

そのかわり、お別れの時、

やさしくキスしてネ

三日目、私は一人ぽっちで思い出と遊びます。

そして静かに一日が過ぎたら、

三日間の健康ありがとうと笑って

永遠の別れにつくでしょう