ほんの昨日のように(平成26年1月2日)

あのときから長い時間が過ぎ去った。

時計とカレンダーの時間で測ると

10年、20年、もっともっと長い時間が

過ぎ去った。

けれども、心の中の時計では、

ほんの昨日の出来事だったように

思われるのだった。

こじんまりとした校舎の2階の、

こじんまりとした教室。

朝1時限目の授業が終わって、2時限目の

授業の始まりを待つ間。外廊下に出ると、

陽ざしはぽかぽかと暖かく、誰かと誰かが

話し合っている。