平成に変わるちょうど1年前
センター試験を受けた
その日は暖かく、会場の大学の芝生の庭に
シートをしいて、昼食を食べていると
日差しが心地よかった
うれしかったな あの日は
受験にこぎつけるまでの苦労と苦心がふっとんだ
帰りのバスを待っているとき、他の受験生が解答合わせを
しているのが聞えてきた
手から砂がこぼれるように次々に誤答に気づき
それでも夕方の青い空にうっすらとさす茜色の光の美しさに
心が動かされた
肝腎の試験はというと
数学はむずかしく2問目で手間取り
3問目へ進んだときは残り時間が少なくなっていた
高得点をねらっていたのだが、帰宅して採点すると
68%の出来。(これではとてもじゃないが
医学部の2次試験が無理だ)
しかし気落ちすることなく英語、社会は90%をとり、
国語は古文漢文がほとんどゼロ得点、現代国語は100%だったのだが
全体で79%の成績
関東の医学部へ2次試験願書を出すことに決めた
最終的にはセンター試験90%超えの生徒を合格させるとしても
2次試験の倍率を5倍に保つには79%成績の者にも受験のチャンスは
あると予測した
思ったとおり、受験番号が届いた
2次試験にそなえて、さっぱりわからない物理の教科書を
詠むのだが、むずかしくてむずかしくて閉口した
(未完)