言わずと知れたオードリーヘップバーンの
代表作。
誰もが見る映画の一つだ
私が見たのは30歳をだいぶ過ぎたころ
帰省したときに父の本棚にあるのを見つけたのだった
LDといって今はないタイプで、DVDの前身のものを
テレビ画面で見た。
「初めて観たな」と父にいうと
父は
「ずっと勉強に時間を割いていたから
見る時間がなかったんやな」
と父は言った
「なんや、こんな有名な映画を見たことなかったんか」
とは言わなかった。
父は、万事こんなふうに、
今風に言えば
息子の私の気持ちに寄り添ってくれる人だった
亡き父に
思いあふれて
散るさくら