神戸元町三宮
昭和20年以前から今に続く店は
ひとつもない。
昭和20年以降から今に続く店もまた
ひとつもない。
これは衣料品店、飲食店、小売店など
すべての店が一代限りということだ。
一代限りが寄り集まって町の賑わいが継承されていく
考えれば、人そのものが一代限りである。
自分というものは一人しかいない
一代限りがより集ってこの世の賑わいが作られていく
ならばこそ一夜切りなんて言わないで
連日連夜遊ぼうではないか
遊びをせんとや生まれけん
たわむれせんとや生まれけん
遊ぶこどもの声聞けば
わが身さえこそゆるがるれ