山のいただきで
思えば遠くに来たもんだ
鼻唄をムーミンが歌っていると
うっかり遠くへ来すぎたもんだ
とこだまが聞えた
時は夕暮にはまだ遠いのだが
帰らなくては
還らなくては
ムーミンの心にささやくものがあった
夕暮までに帰り着くだろうか
ムーミンの胸は不安ではりさけそうになった
谷間の家の台所から
流れてくる夕餉のにおい
食卓のしたくをしているお母さん
家の壁のペンキ塗りしているお父さん
早く会いたくて
ムーミンは靴が脱げたのも忘れて
足を早めた
山のいただきで
思えば遠くに来たもんだ
鼻唄をムーミンが歌っていると
うっかり遠くへ来すぎたもんだ
とこだまが聞えた
時は夕暮にはまだ遠いのだが
帰らなくては
還らなくては
ムーミンの心にささやくものがあった
夕暮までに帰り着くだろうか
ムーミンの胸は不安ではりさけそうになった
谷間の家の台所から
流れてくる夕餉のにおい
食卓のしたくをしているお母さん
家の壁のペンキ塗りしているお父さん
早く会いたくて
ムーミンは靴が脱げたのも忘れて
足を早めた