真逆(平成26年2月10日)

ときどき目にする、真逆ということば。

こんなことばはあったのかな?

それにしてはよく使われている。

正反対という意味だという。

それなら正反対と言えばいいのに、と思う。正反対だって、

反対を強めるために「正」を付け足したのだから

逆を強めるために、「真」をつけたのだろう。

真正面とか真昼とか真夜中と同じこと。

2か月に一度、診察にやってくる70代半ばの

紳士、S氏はいつもこうおっしゃる。

「お元気でしたか?」

「はい、わりと元気に過ごしていました」と私。

まるで私が診察を受けているみたいだ。

そうなんだ。

これが真逆なんだ。