空を見上げて(平成27年5月21日)

遠くまで空は広がるけれど

空には果てしがどこかにある

私のさびしさはどこまでも広がり

果てしがない

20億年の孤独をうたった詩人がいるけれど

私は20億光年どころではない

果てしなく深いさびしい心を見つめている

人のぬくもりはありがたいけれど

正確無比の運行をする天体の非情さに

むしろなぐさめられる

きょうも西の夕空が青く澄んで

三日月、金星、木星が輝いていた

さびしさの橋を先端まで渡り終えると

その先には反対の世界が開けていた