6月のあいだ、ずっと、夜は静けさに包まれていた。
一昨年までは水をはった田んぼに、カエルが
すみついて、夜になると、ないていた。
その声を聞きながら、眠りに落ちていた。
あのカエルはどこにいったのだろう。
物音のしない夏の
さびしさをかみしめた。
6月のあいだ、ずっと、夜は静けさに包まれていた。
一昨年までは水をはった田んぼに、カエルが
すみついて、夜になると、ないていた。
その声を聞きながら、眠りに落ちていた。
あのカエルはどこにいったのだろう。
物音のしない夏の
さびしさをかみしめた。