小学校に上がるか上がらない頃の話だ
近所のおばさんがぼくのことを
こんなふうに言っていた。
「けいちゃんは、なんで、なんで言うて、
ききまくるからキライ」
僕に直接に言ったのではなくて
母にぽろっと言ったのだろう。
母から間接に聞かされた話である。
「あんまりききまくったらあかんよ」
と母から言われはしなかった
当のおばさんに母はなんと答えていたのだろう
小学校に上がるか上がらない頃の話だ
近所のおばさんがぼくのことを
こんなふうに言っていた。
「けいちゃんは、なんで、なんで言うて、
ききまくるからキライ」
僕に直接に言ったのではなくて
母にぽろっと言ったのだろう。
母から間接に聞かされた話である。
「あんまりききまくったらあかんよ」
と母から言われはしなかった
当のおばさんに母はなんと答えていたのだろう
他人から見て偉業とほめたたえられる偉業の他に
他人から見れば偉業でもなんでもないけれど
その人にとっては偉業だということがある。
自分にとっての偉業というわけである。
他人から見てもわかる偉業を成し遂げるのはもちろん
すばらしいことだ。
けれどもそんな人はごく少数だ。
それに比べれば、自分にとっての偉業を成し遂げる人は
あちらこちらにいる。
自分にとっての偉業を人は目指すべきだと思う。
極端な食事制限をやめること
たばこをやめること
飲酒の習慣をやめること
愚痴っぽい言い方を減らすこと
浪費をやめること
宿題をする小学生と中学生
朝はどんよりと雲が空をおおっていた。
昼前に太陽がのぞき、青空が見えた
パステルカラーのポストイットを買った
それだけのことだけど
春が近いと感じた
詩集を贈呈した方々から手紙が何通も届いた。
読後感、感想、批評が記されていて、読むのが
楽しみであった。
そろそろ返事を書く時になった。
今日、1通の手紙を書いた。
切り花をもらってからちょうど2週間。
まだしおれず、花びらがぴんと張っている。
黄色の花びらはなんという花だろう。
札幌の友人からメールが来た。
京都で雪が積もったと聞いたからと言う。
札幌が懐かしいでしょう、
と友は言う。
思い出していた。
クルマの屋根に積もった雪を見たとき
札幌の雪を思い出した。
道路には屋根に雪がまったくないクルマも走っている。
その違いは、ガレージの違いになる。
露天の駐車場を利用している車には、雪がかぶさり
屋根付きガーレジ利用の車には雪がかぶさっていない。
出勤時、まず、車の雪を払うことから始めるのが
私の冬の朝であった。
漢字で書くと、牡蠣。
なにやら難しい漢字である。
読むのはもちろん、書くには苦労する。
甲子園に住んでいたころ、年中、浜辺で
遊んでいた。
岩には牡蠣がへばりついていた。
それを採集している大人を見かけたのを
思い出す。
飛行機の高度は1万メートル。
10キロメートルなわけだが、宇宙とはとても言えない。
一応、境目は100キロメートルとされている。
けれども、実際に境目の目印があるわけではない。
高度100キロメートルまで上昇すると、周囲は真っ暗に
なる。一日中、真っ暗な世界。
これが宇宙である。
最近聞いた言葉で一番気に入っている。
低空飛行というと、良くない意味で使われる。
悪い意味を逆転させてしまうと
低空であっても、飛んでいるだけまし、となるわけだ。
完全に止まってしまうのではなく
たとえ5分、10分、何であっても小さな努力を
重ねると、長い時間がたつうちに
はるか遠くまで飛んでいける。
あれから27年がたった。
私が幼少期を過ごした長田は様変わりした。
高層ビルが並ぶ町になった。
遊び場だった公園には鉄人28号のキャラクターが
置かれている。家の真裏の公園である。
なつかしい。