むくげが風にゆれる(平成24年8月24日)

 

むくげが木に止まった蝶のように花開く。風に大きな花をゆらされている。

木の根元には花びらがいくつも落ちている。そのせいだろうか。根元の周囲の土は黒々と美しい。自然にまかれた

種から発芽して、双葉、四葉が踏まないで!

と主張しているかのようである。

小型の緑(平成24年7月30日)

室内に置く植物は大型と小型の2種類があるようだ。最近は小型の種類がふえていて、たいして広くもない机上をかざってくれる。

今、仕事場の机にあるものは、つたの仲間のように見える。目休めになってくれる。

緑色が好きだったころがあった。カバン、靴とベルト以外は緑色だった。そんな10年が終わって、今は

さすらいの黒猫(平成24年7月30日)

黒猫が7月になってから隣の家の庭からに迷いこむようになった。子猫を産んでまもないようで、2匹をひきつれている。食べさせ、乳をのませ、危険なものから守る。えさを与えようと腕を伸ばすと、大きく口を開いて歯を見せてこちらを威嚇する。おなかの下に2匹がかくれている。乳をすわせているようだ。

雨あがりの夕焼け(平成24年8月24日)

今日も午前に一回、夕方に1回、にわか雨がふった。ざあーとはげしくふっているかと

思うと、すぐに雨があがって、日差しがもどる。夕方には雨のあとに濃い青の空と

夕日に照らされた雲が見えた。雲の東側は青く、西側は赤く、上空に向かってまっすぐに

立っているようだった。

昼間、くっきりと空に雲が浮かんでいる方が、雲ひとつない空よりもきれいに見えた。