名まえの知らない花を見つけた。数日前にも咲いていた。
夏が過ぎていく。雷が鳴り、夕立がふり、激しい気象だった。
暑さがやわらぐのはうれしい。けれども夏が終わるのは
さびしい気持ちになる。
室内に置く植物は大型と小型の2種類があるようだ。最近は小型の種類がふえていて、たいして広くもない机上をかざってくれる。
今、仕事場の机にあるものは、つたの仲間のように見える。目休めになってくれる。
緑色が好きだったころがあった。カバン、靴とベルト以外は緑色だった。そんな10年が終わって、今は
黒猫が7月になってから隣の家の庭からに迷いこむようになった。子猫を産んでまもないようで、2匹をひきつれている。食べさせ、乳をのませ、危険なものから守る。えさを与えようと腕を伸ばすと、大きく口を開いて歯を見せてこちらを威嚇する。おなかの下に2匹がかくれている。乳をすわせているようだ。
今日も午前に一回、夕方に1回、にわか雨がふった。ざあーとはげしくふっているかと
思うと、すぐに雨があがって、日差しがもどる。夕方には雨のあとに濃い青の空と
夕日に照らされた雲が見えた。雲の東側は青く、西側は赤く、上空に向かってまっすぐに
立っているようだった。
昼間、くっきりと空に雲が浮かんでいる方が、雲ひとつない空よりもきれいに見えた。