男の服装の将来(2019年12月31日)

もっとカジュアルに

もっともっとカジュアルに

進む方向はいっそうカジュアルだろう

背広が博物館に陳列される日が来るだろう

背広の弱点はワイシャツとセットになっていること

ワイシャツを洗濯しアイロンをかける作業

この重労働をなくさない限り

背広はすたれゆくだろう

ワイシャツやネクタイや背広にかかる時間とお金は

一年間にいくらになるのかな

でも

ユニクロが将来の標準の服になるか

そうはならないと思う

まだ誰も思いついていない服装が

きっとあると思う

ハイヒール(2019年12月31日)

よほど好きならいいんだけど

あれは危険だね

走れないんじゃないかな

災害だってあるかもしれないし

逃げれないんじゃないかな

どういう風に吹きまわしか

ハイヒール姿を美しいと感じる感性が

なくなってしまった

今年の話題だったけれども

ハイヒールをいいという人の気が知れないよ

カジュアルフライデー(2019年12月31日)

毎週金曜は

背広を着ずに好きな服装で出社していい

これをカジュアルフライデーと言うんだそうだ

こんなドレスコードが他の曜日にも

他の会社に広がっていってほしいと思う

たまに足を運ぶ区役所やハローワークでは

ずっと前から私服着用だった

だって背広は仕事着としては袖口が

じゃまになりそうだし、腕を動かすにも

不自由そうだ

もっともっと自由な服装へ

変わっていきそうな気がする

そして中学生、高校生が制服を

脱いで自由な服装に変わる日がいつか

きっと来ると思う

だって

Tシャツやポロシャツの方が頭が

いきいきと働くんだから

アカシア 蜂蜜(2019年9月18日)

ふとした出来心

誰にもあるそんな出来心から

アカシアの蜂蜜を買った

とんでもない美味に

驚くことになった

 

アカシアに雨が降る

悲しい歌があった

誰の胸にも秘められた

悲しい歌がときには

耳に響くのだ

 

透き通った淡い薄黄色は

物思いに人を連れ出す

朝のひととき

 

お気に入りの場所(2019年8月27日)

広くないうちだった

せまいうちだった

ある日、友達の家に行くと

部屋の隣に部屋があり

そのまた隣に部屋があり

広いうちだった

 

帰宅すると余りの狭さに目がくらみそうになった

それでもきれいに片づけられ

よけいにせまさがめだった

 

お気に入りの場所が

あった

洗面所だった

そこへ行き、泣いた

いつも泣きたくなると

洗面所へ行き、鏡の前で

泣いた

父に叱られて悲しくなり

洗面所に向かった

勉強をみてもらっているのだが

わからないことを叱られ

がまんができず悲しくなる時

洗面所に行き、泣いた。

泣いたあとはまた机にもどり、

今度はなんだか、気持ちが晴れ晴れとして

さっきまでわからなかったことが

わかるのだった

小学生のあの頃の日々

けんかの法則(2019年8月27日)

けんかの法則というものがあって、

最近、聞いた話だ

 

けんかをする両方ともがけんかはしていいものだと

思っているとき

 

両方ともが自分だけが正しいと

思っているとき

自分の考えていることは正しい

自分お言うことは正しい

間違っているのは相手だ

 

正しいことを言うことはいいことだと

思っているとき

 

ことわざに言うではないか

言者 不知

知者 不言

 

小さな移り変わり(2019年8月6日)

日暮れは毎日数分ずつ早まる

夜明けもまた毎日数分ずつ遅くなる

8月7日の立秋を過ぎると気温がわずかに下がる

お盆を過ぎれば気温はさらに下がる

目には見えないほどの小さな変化が重なっていく

そして秋が来る

人もまた同じ

今日練習したからといって変化は感じれない

今日けいこをしなかったからといって変化は何も感じれない

けれども

練習の日々が積み重なり大きな変化を作り上げげ

けいこしない日々の積み重なりもまた同じ