コロナにかかりました
と言えないふんいきはもはや
なくなったようだ
実はコロナにかかりまして
あいさつ代わりになっている
「何度目ですか」
「二度目なんです」
こんな会話が聞こえてくる
コロナにかかりました
と言えないふんいきはもはや
なくなったようだ
実はコロナにかかりまして
あいさつ代わりになっている
「何度目ですか」
「二度目なんです」
こんな会話が聞こえてくる
お天気のいい日にプラプラと
歩いていると、あちらこちらの
庭木に、ゆずがぶらさがっている
皮は厚いし、味はすっぱいし、
小鳥は食べようとしない
何日も何週間も
木の枝にゆずがぶらさがっている
ジャムにしてみるとか
皮をサラダに散りばめるとか
使い道はありそうだ
歩きながら、イヤホンをつけている人
危なくないのかな
後ろから自転車が来たらよけられるのかな
りんごは、毎年、おいしくなっていく。
そんな気がする。
みかんもまた、毎年、おいしくなっていく。
そんな気がする。
バナナは変わらない。
バナナはずっと、同じおいしさだ
あと何日したら、春が来るの?
待ち遠しいので、
日にちが過ぎていくのを数えてしまう
今年の干支は辰。
年賀状が届く
年末には準備ができず、一枚も書いていない
返事はどうしよう
寒中見舞いを書くことにする
カレンダーを見ると
あと1週間したら
おおみそか
2023年は
去ってしまって二度とは来ない
たいせつに
あと1週間をすごしたい
今日はクリスマスウブ
だからサンタクロースに頼んでおきたいことがある
こどもたちにはプレゼントを
大人には深い眠りをプレゼントしてほしい
郵便局に切手を買いに行った
私の前に並んでいる婦人が
「年賀状一枚ください」
と言うのが聞こえた
もし
私が一枚だけ年賀状を買って、
書くとしたら、だれに書くだろう
こんなことを考えた
いつものように、朝、クリニックに出勤する。
通用口で出会った職員さんが
「頭に紅葉の葉っぱがついていますよ」
と言って
払ってくれた
「もう一枚、ついてますね」
と言って
もう一回払ってくれた