たまたまテレビをつけていたら
ブラタモリという番組で
高知の町を案内していた
江戸の城郭がどんなだったか
遺跡を見せていた
その美しさ、その秩序が
ありありとわかる番組であった
城郭を残しながら
その周囲に
新しい街並みを作っていく
そんな考えはなかったのだろう
堀をふさぎ、橋を埋め
アスファルト道路を張り巡らし
美しいとは言えない今日の姿を
作り出した
どれほど嘆こうと
二度とは戻らない城の町が
想像に中に立ち上がる
たまたまテレビをつけていたら
ブラタモリという番組で
高知の町を案内していた
江戸の城郭がどんなだったか
遺跡を見せていた
その美しさ、その秩序が
ありありとわかる番組であった
城郭を残しながら
その周囲に
新しい街並みを作っていく
そんな考えはなかったのだろう
堀をふさぎ、橋を埋め
アスファルト道路を張り巡らし
美しいとは言えない今日の姿を
作り出した
どれほど嘆こうと
二度とは戻らない城の町が
想像に中に立ち上がる
宿題をしていた頃があった
なぜ宿題というか
こんなことは考えたことはなかった
ともかくやりさえすれば
よかった
大勢いる中では
宿題をしない子どもたちがいる
それは大変だ
小学生の低学年なのに
宿題をしないのは
大変だ
将来が決まってしまうようなものだ
口先と要領と冗談に紛らわすことで
生きていくことになるのだろう
学校の中で
宿題をさせてしまい
帰宅したら
自由に時間を使えるようにしてあげないと
こんな子どもたちは
救われない
何になりたいの?
こうきかれて
あるこどもは
おさるさんになりたい
と答えた
また別の子は
桐生選手みたいに
早く走れるようになりたい
と答えた
高望みさえしなければ
何になりたくても
かまわないよ
色とりどりの花は美しい
それでも白い花の美しさには
とうていかなわない
一口に白と言っても
色合いの微妙なちがいがあって
それぞれに美しい
ところで
ある男が
恒例の市に行って花を買い求めてきた
毎月21日に開かれる弘法市である
熱心にすすめられて
見事なまでに美しい欄であった
夜は室内に置き
昼間には太陽の光に当て
水やりもほどよくおこなった
ためつながめつ
その美しさに心から満足をおぼえた
妻も同調し
夫婦二人がともに
よい買い物をしたと喜んだ
ところが
ある日、隣の婦人が来て言うのだった
それは本物の花とちがうわよ
造花でしょう
夫婦は驚いた
仔細に見れば本物そっくりの造花だと
わかったのだった
悔しくて悔しくて
本物のにせ物と
つぶやくしかなかった
京都駅から西宮駅へ
JR新快速に乗りこんだ
土曜日の午後、車内はすいていて
運よく座席に腰掛けることができた
高槻、大阪、尼崎
列車は東海道線をひた走る
西宮駅で停車しないのを知らなかったため
芦屋まで行き引き返して
西宮駅で下車となった
当然に新快速は西宮駅に停車するという思いこみが
わざわいしたのであった
国道2号線が西宮駅前をとおり、
国道沿いに飲食店や種々の店が並び
賑わいを作っていた
阪神電車が走っているのが見えた
地図を見れば阪急電車の西宮北口も至近距離にある
周辺は市役所があり端整な街並みとなっている
時間があれば界隈を歩きたい
インパルスが走った
卒業した小学校へ大人になってから行くと
その狭さに驚かされた
卒業した大学へ何十年もたってから行くと
その狭さに驚いた
今はどこかへ行くと
その狭さに驚いてばかりいる
京都も神戸も西宮も
なんと狭い町だろう
というより
日本そのものがとても狭く感じてしまうのだった
運動会シーズンなので
したことがあったなと思い出すのは
二人三脚
あれは運動会でしか見られないものだ
ところが
ふだんでもよく耳にする言葉だ
二人三脚でやってきましたとか
よく考えると
二人三脚をしたら
一人分の力よりもかえって小さくなってしまう
だからあれは罰ゲームとか
余興のたぐいではあるまいか
もしほんとに二人三脚が能率的で
二人の力が倍増するのなら、
道を歩く人のみならず
いたるところで
二人三脚をしている姿を見るはずだ
もうすぐ運動会シーズンが始まる
あちらこちらの小学校では
組体操の種目が最後を飾るのだろう
何度か見たことがある
きれいだとかがんばっているとか以前に
自分の頃はあの種目がなくて
本当に良かった
こんなことを思ってしまった
人の上に人がのる
人の下に人がいる
そのあまりの無目的さに
恐れてしまう自分は
きっと協調性がないとか
自分勝手だとか責められるのだろうな
アイスコーヒーを作る器具が壊れてしまったせいで
今年の夏はアイスコーヒーを飲むのが激減した。
壊れるほどの精密器具ではなくて
素朴な器具なのに壊れてしまった
買い替えるか、別の器具を探すかを
考えているうちに
雨降りが続いて冷たい飲み物がほしくない日が多く、
立ち消えになった
たまに外出して、コーヒーチェーン店に入り、
アイスコーヒーをを注文すると、
カップに氷を山盛り入れて、上から
コーヒー少々を注いだものを渡される。
これじゃ、氷水を飲んでいるようなものだ
氷が入っていなくて、そして冷たいコーヒーは
いったいどこで飲めるのだろう?
やはり自分で作るしかないのだな
久しぶりに知人がやってきて
こんな話をして帰っていった
将来の衣服はね、スポーツウエアがもっともっと
広まると思うよ。
男の背広や革靴、女のヒール靴やパンツスタイルがなくなり
かっこいいジャージやスニーカーを身に着ける。
そうすると、いつでもランニングや筋トレが
できるというわけだ。
大体がね、服装の歴史は堅苦しいものから
くつろぎ着へと変わってきているんだよ。
それに将来の生活は今よりもさらに
運動不足になる。
人間は元々、筋肉の塊みたいなものだ。
その筋肉をもてあますようにますますなるわけだ。
だからね、こんな予想をしたわけだ。
これといった根拠はないのだが
日本の気温は
いつか摂氏40℃を越える日が来る
夏のあいだ毎日
気温は40℃になる
そんな気がする
今は中近東の国々がそんな気温で
関係がないと思いがちだが
あれが将来のわれらの国の姿と
思いたくはないのだが
これほど地球環境の変化が激しいので
こんな想像をしてみた
自分自身は前向きなので
そうなったらそうなったで
しぶとく生きていきそうな気がする
記録上では高知県で40℃を
越えた日がすでにあるのだそうだ