今年の年賀状にはこんなことを
書いた
去年、印象に残った言葉
A?医師 「これからの望みは?」
Bさん「望みはとくにないですね。
でも人の心の中に生き続ける存在でいたいですね」
Bさんはある難病をわずらっている人です。
今年の年賀状にはこんなことを
書いた
去年、印象に残った言葉
A?医師 「これからの望みは?」
Bさん「望みはとくにないですね。
でも人の心の中に生き続ける存在でいたいですね」
Bさんはある難病をわずらっている人です。
葉っぱが落ちた木に
鳥が飛んできては止まる
見慣れた光景で
当たり前過ぎて、何も思わないのだが
今日と言う日
ああ、そうなんだ
鳥は体一つで生きていくんだと
しみじみ思った
衣服、持ち物、何もなく
餌から餌への旅暮らし
せめて巣でもあるのだろうか
羽が痛めば修復は不可能になり
飛べなくなれば一巻の終わり
こういう題の小説があって
ワカサギ釣りの話だ
しだいに寒さに慣れていき
寒い日々のなかには
小春日和の日が続いて
冬も悪くないな
こう思う日がある
遠ざかる人影がだんだん小さくなっていくように
餅の大きさが年々小さくなる
何でかな
消費税が上がって以来
お菓子の大きさが小さくなった気がする
阿闍梨餅だって
小さくなった
餅が小さくなるのも無理はない
一人で迎える元旦なので
おせち料理も
雑煮も廃止する
と決めていたら
思いがけず
差し入れをいただいた
くわいまであった
いつの正月だったか
妹がいて
「私、くわい、好き」
と言う
あれあれ、僕も好きだし、
やっぱり似ているんだと
妙に感心したことを思い出した
こんなにおいしい食べ物なのに
だんだんすたれていくのはさみしい
去り行く年が愛おしく
12月のカレンダーをピリッと
破るのが切なくて
午後10時を回るころ
びりっと破った
除夜の鐘は聞こえるのだろうか
今年は打たないかもしれないと
寝床で考えるともなく考えた
やがて眠りに落ちるころ
聞こえてきた
聞こえてきた
鐘の音が
寒くなってきた
もっともっと
寒くなるだろう
すきま風の入る日には
イチゴを想うことにしよう。
実の赤色
実の甘さ
美しすぎる言い回しに
かえって反発してしまっていた
何に念ずるのか
何を念ずるのか
読者まかせなんだろうかと
今日という日に
偶然友達としゃべっていると
友達の考えをきいた
それはね
恩寵ということなんじゃないかな
自分ひとりの力は小さいもの
補ってくれるものが要る
恩寵って言うんだ
授けてくれるもの
恩寵がいつもどこかにあることを
知ること
いつもは酔っぱらってダジャレを
飛ばしている人にしては
いいことを言うな
年の暮れだからさえていたのかもしれない
一日目
JR元町駅で降りて
別館牡丹園へ直行
焼きそばや酢豚を食べよう
その後は
三ノ宮駅まで歩いて
ポートライナーに乗り
突端の公園のある駅で
降りる
海辺から淡路島が見えるだろう
今年は
嵐山の紅葉のピークが早く
今日の日曜日は落ち葉を
見ることになりそうだ
落ち葉だってそれなりに美しい
年配の婦人が
こんな話をしてくれた
「朝の早い時間に
ほうきで はいていると、
いろんな人が
話しかけてくれるんです。
それが楽しいし、ちょっとは私も役に
立ってるなと思えるのがうれしい」
なかなかこうはできないな
いつか自分も同じことを
するのだろうか
そんなことより
気になることがある
たまたま受け取った千円札が
破れ目をセロハンテープで貼り止めたもの
ATMで預入できなくて困っている
知らん顔して
どこかで使ってみようか
それとも
近所の婦人にならって
他人の役に立つために
銀行の窓口で両替を
頼んでみようか