クリニックの斜め向かいに
郵便局がある
切手やレターパックを買いに行く
カウンターには
食品が所せましと並べられている
どれもおいしそうに見える
買ったりはしないのだが
つい見てしまう
すすめられたりしないのが
ありがたい
クリニックの斜め向かいに
郵便局がある
切手やレターパックを買いに行く
カウンターには
食品が所せましと並べられている
どれもおいしそうに見える
買ったりはしないのだが
つい見てしまう
すすめられたりしないのが
ありがたい
スーパーマーケットに行くと
入口近くには
ぶどうが陣取っている
りんごとかバナナではなくて
柿はまだだ
「もうすぐ今年のブドウは終わりですよ」
とか
「桃は今週いっぱいで入荷できなくなりますよ」
とか
張り紙してほしいものだ
急にすずしくなった
朝晩はとくに
日中はまだ暑い
すすきの穂が風にゆれている
あれは花なんだろうか
入道雲というのだろうか
縦長のおおきな雲
平たく横に広がる雲とちがって
なにやら勇壮に見える
今年の夏はすいかを食べる日が多かった
糖度11とか12とか
よくはわからないけれど
気にせず ただ食べた
思い出した
甥と姪が幼児だったころ
三人で風呂にはいったとき
兄妹がしりとり遊びを始めた
兄「すいか」
妹「かぼちゃ」
すると
兄はまた「すいか」と言い
妹はまた「かぼちゃ」と言う
延々とくりかえして
次へ進まない
めがさめた
時計は7時
何日間も眠っていたような気がした
何日間どころか
何年間も眠っていたような気がした
ふしぎな朝
田んぼでは、カエルが鳴いている
このあたり、田んぼはないので
カエルの鳴き声を聞けない
京北では、田んぼがあって
カエルが合唱しているという
カエルの合唱を聞きながら
眠りにつきたい
もうすぐ
セミが鳴き始める
季節はすすむ
前へ前へ
知人の話だけれど、
やはり昔々の話。
停電のとき、電信柱の下へ行って、
電信柱には電灯がともされていたから、
電灯のあかりの下で、
本を開いて勉強していたよ
昭和って、こんなことがあったんだ
昔々のこと。
停電がしょっちゅう、あった。
今のような、風水害などのせいで停電するのではなく、
家庭の使い方が悪くて、停電してしまうのだった。
電力会社の社員が、そのたびごとに、直しに来てくれた。
「ヒューズがまたとんだ」
「直しに来てもらわないと」
こんな会話をしながら、社員の到着を待つのだった。
ある夕方、ちょうど定期テストの真っ最中。
ヒューズがとんで、部屋が真っ暗になった。
社員が到着するのを待ちながら、
ベランダの明かりの下へ行き、ノートを開いていた。
他のスーパーマーケットに行ってみた。
ありました。
ハインツのもの
これは輸入ものだろう
北海道青豆
青豆とグリーンピースは同じだろうか。