詩集『四季』の注文のしかた(平成27年12月7日)

昨日、発行のお知らせをしたところです。

本日は注文のしかたをお知らせします。

本ブログ読者で『四季』を

注文なさりたい方は、

・82円切手8枚を郵便にて

お送りください。

・宛先:〒616-8421

京都市右京区嵯峨釈迦堂門前瀬戸川町4-8

嵯峨嵐山・田中クリニック

・また送り先の住所、名前を記入しておいてください。

・本体が500円、封筒+送料が156円です。

到着から1週間程度で送ります。

万が一遅れた場合はご容赦ください。

詩集『四季』(平成27年12月6日)

 

 

 

 

 

 

編集作業から1か月ほどして仕上がりました。

超スピードです。

本日午後、クロネコヤマトのクール宅急便の

クルマが止まり、

肩に段ボール箱一つをかついで

「重たいですよ」と言いながら、届けてくれた。

60頁足らずの薄い冊子ですが、

220冊分だと相当の重さになります。

もう冬ですし、生鮮食料品ではありませんから

クール宅急便扱いするのはどうかと思いましたが、

クルマがそういうクルマだったというだけのことで

冷やして配達したのではありませんでした。

ご希望の方にはお分けしたいと思います。

まだ価格、送料などが定まらないため

明日以降のご案内になります。

夢を何度語ろうとも(平成27年12月6日)

いつも行くクルマ修理屋のオヤジが

こんなことを言っている

夢を持つことは簡単だ

希望を語ることは簡単だ

難しいのは忍耐力を持つことだ

忍耐して前進することが

難しいのだ

 

たいていの者は夢を語ったとたんに

くじける

くじけるだけならまだましだ

くじける

いじける

意地悪になる

いいことなしだ

そんなやつらは黙ってろ

 

 

木枯らし(平成27年12月3日)

木枯らし吹きすさぶ高台の町で

あの娘はコートの襟を立てて

歩いているのだろうか

 

舞い散る葉さえも

落としつくした木々の枝の

何という不定形

この世界そのままの不定形

 

寄り添いたくなる

高木の根元に

しばし立ち尽くし

空を見上げているのだろうか

あの娘は

 

黒みがかった海面を

波立たせる風

その同じ風は頬をいっそう冷たくする

 

せめてあの娘の心の中では

木枯らしが吹き荒れないように

すさんだ心にならないように

 

木枯らしに祈る朝だった

 

書店に直行(平成27年12月3日)

夜道を歩いていると

なぜか

ワーズワースにキーツ

英国詩人の作品を読まねばならぬと

がぜん思いこんだ

オンライン書店で買ってはだめだ

図書館もだめだ

書店へ直行しなくては

書棚を探し

見つけなくては

新品の本で詠まなくてはならない

彼らが心血をそそいで

訴えたかったもの

今すぐに

詠まなくてはならない

 

 

非日常(平成27年12月3日)

ボーナスから12月は始まり

うち続く忘年会で興奮は高まり

理性を失わないほうが不思議

 

中休みもなく

非日常の興奮はいやがうえにも高まる

 

天皇誕生日

クリスマスイブ

クリスマス

3連続の祝祭が待ち受ける

まだ終わらない

非日常はさらに強まる

大晦日

元日

三が日

除夜の鐘つきが終わると

群衆に溶け込んで初詣

怒涛のような興奮がうずまく