郵便局に切手を買いに行った
私の前に並んでいる婦人が
「年賀状一枚ください」
と言うのが聞こえた
もし
私が一枚だけ年賀状を買って、
書くとしたら、だれに書くだろう
こんなことを考えた
郵便局に切手を買いに行った
私の前に並んでいる婦人が
「年賀状一枚ください」
と言うのが聞こえた
もし
私が一枚だけ年賀状を買って、
書くとしたら、だれに書くだろう
こんなことを考えた
いつものように、朝、クリニックに出勤する。
通用口で出会った職員さんが
「頭に紅葉の葉っぱがついていますよ」
と言って
払ってくれた
「もう一枚、ついてますね」
と言って
もう一回払ってくれた
硬貨を入れる箱を買った
とても便利。
小銭入れから、箱に移してしまうと
小銭入れはほぼぺったんこになる。
もうはや冬が来た
衣替えをして備えたところだった
ところが
秋が戻ってきたのである
空は青く澄み
雨が空をさらに澄ませ
気温はあたたか
10月が終わる
11月がそこに待っている
いい本だよと
YouTube動画で見て
本を買った
スイスの人が書いた本
自分に関係のある狭い世界を知っているだけでいいのだと
困っている人たちのために寄付をしようと
新聞を読むのを止めた
時間がふえた
寄付はまだしていない
テレビはあるのだが
長い間見ていない
一人住まいなってからだ
音楽番組を見たいと思うことが
たまにあるけれど
することリストの最下位である
これでは
受診料がもったいない
急に気温が下がった
冬支度を始めなければならない
急げ
急がなくてもまあいいか
ゆっくりと冬が来てくれることを願う
亡妻の郷里の札幌では
いつ初雪が降るのだろう
近いことは間違いない
休日には
轟音を鳴らして走る
バイク好きの男がいた
「あの音がいいんだよね」と言うので
「騒音としか思えないな」とぼく
「感性のちがいだね」と
バイク好きの男がまた言う
なるほどね
合点がいった
今は大音量で走るバイクを見ると
轟音を楽しんでるんだなと
思うようになった
今はもう秋
バイク好きが走る季節がやってきた
あの男は走っているだろうか
やらないといけないがあって
それはわかっているのだけど
おっくう めんどくさい
そんなときには
始めれば終わる
こう思うと不思議と
とりかかれる
とにかく始めることだけを考える
始めれば終わる
始めれば終わる
呪文のように唱えよう
セミは鳴く
セミが鳴き始めて2週間以上が過ぎた。
今日も朝から鳴いている。
セミが鳴かなくなる日が来る。
夏が終わる。
セミが鳴かなくなる日はいつ、来るのだろうか。
暑い夏が終わるのは歓迎したい。
けれども
なぜかいつまでも続いてほしいと願う。
終わるのは夏だけではない。
この夏を生きる自分と別れるのが
さみしいのだ