死が眠りなら
眠りは死だということになる
死は眠り
眠りは死
朝に目がさめるのは死から生還したことになる
そう目覚めは生還のこと
一晩の眠りのあと目覚めたら
一日分のサバイバルを果たしたことになる
明日の目覚めは約束されていないので
目覚めは奇跡である
一夜の眠りに続く朝の目覚め
一日分のサバイバル
死が眠りなら
眠りは死だということになる
死は眠り
眠りは死
朝に目がさめるのは死から生還したことになる
そう目覚めは生還のこと
一晩の眠りのあと目覚めたら
一日分のサバイバルを果たしたことになる
明日の目覚めは約束されていないので
目覚めは奇跡である
一夜の眠りに続く朝の目覚め
一日分のサバイバル
最後に指切りをしたのはいつだったろう
最後に指切りをしたのは誰とだろう
何度も何度も指切りをしておくのだった
夕焼け空を振り返るように
いとし子をそうするように
いとしい人をそうするように
夕焼けを抱きしめてみたい
ゆるやかな石段を登っていくと
玄関があり
ピアノ曲のレコードが聞こえていた
チャイムを鳴らすと
ピアノの音がとまり
玄関の扉があけられた
家の主がピアノを弾いていたのだった
レコードではなかったんだ
訪問の男は
驚き
異次元の世界へと
自分が引き寄せられているのを感じた
艸って漢字は何て読む?
くさ
って読むんだよ
ようく見てみると
くさがはえているかっこうをしている
傘がなくてずぶ濡れになった
って話をしていたら
やる気がなくてずぶ濡れになったんだ
という話をされた
傘がないのと
やる気がないのと
どっちが困るか
やる気がないほうがやっぱり困るんだ
新車って
そんなものはないんだよ
そんなはずはないだろ
やっぱり新車ってないんだ
どうして
販売店でお金を支払って
自分の物になったとたん
もう新車ではなくなるんだ
中古車になるんだよ
そうだから
新車を運転したことのある人って
どこにもいなんだ
誰一人新車を運転できないんだよ
カエル鳴き 眠りの底へ 沈みゆく
傘一つ 小雨を歩く きみとぼく
月曜日 仕事へ行き
火曜日 図書館に行き
水曜日 森のなか
木曜日 仕事へ行き
金曜日 畑仕事
土曜日 海浜を歩き
日曜日 思い出にひたる
おさない女の子が
母にてをひかれて
みちを歩いている
お母さん
わたしはいつまでも
手をつないでいたい
ずっとずっと
いつまでも
約束してね
手を放さないって